2024年4月6日

No.103 ホンダ シビック e-hev(Honda CIVIC e-hev)がやってきた!

(追記 2024.4.19)
購入時からの生涯燃費値を更新しました。
本日4月19日は「シビックの日」だそうです。我が家の記念日がまた一日増えました。(^^)
(以上 追記終わり)

シビックめちゃくちゃ良い!!
良すぎるほどイイ!!(≧∇≦)b
3秒で述べる超凝縮評価だと・・・
1格好イイ 2速い 3静か 4燃費良すぎる 5でもお高い 以上。


切れ長で端正なフェイス。
ワイド(全幅1800mm)&ローでペタペタ感がいい。
腰高なSUVどもを蹴散らせー!!
エンブレム周りの逆スラントが、ジェームス・ディーンの特徴的な鼻から額にかけての整った造形を彷彿させる。
オプションにブラックエンブレムと真っ赤なHONDA表示付きのライセンスフレームをチョイス。あとフロントグリル上には「無限」のオプションデカールでツリ目感を少しだけ和らげてみた。
ライセンスフレームは、錯視効果だろうナンバープレートの縁の余白部分が隠れるためナンバープレートが小さく見えるような気がする。
エアロは、e-hevグレード専用仕様となる艶ありアッパーグリルに色味が合うよう、無限の艶ありブラックのスポイラーセットを装着。
ボディ同色のエアロセットにも出来たが、これは大学生のとき乗りたくても乗れなかった憧れの「パンダレビン、パンダトレノ」への自分なりのオマージュである。
エンブレムを標準のブルーからブラックへ換装してあるのには、そんな意味もある。



これカーボンシートじゃなくただの塩ビ製デカールなのにめっっちゃ高い(泣)。「無限」ブランドってだけで観光地の自販機のペットボトルみたいやな、あの1本300円とかの!


大学生の頃に深夜のF1中継を視聴していた頃からずっと、愛車には必ず「Agip」のSチューンを施すことにしてる、・・・ので日本でオンリーワンの1台となる(笑)ことが宿命付けられている。


オンリーワン仕様その2は「Si」のEチューン(笑)
TypeRは別として、ドライブモードに「INDIVIDUAL」がある国内販売シビックのグレードはe-hevのみ。・・・なので、北米販売のスポーツグレード「Si」に相当する国内グレードでしょう! 誰が何と言おうと!! 「e-hev」こそが!!! ・・・まぁ個人的な見解ですけど。
しかしカッコいいなぁ Siのエンブレム。

ちなみにホンダのスポーツグレードのうんちく。
「TypeR」 → RはRacingの略で、レース志向(仕様)を意味するホンダのトップスポーツグレード。標準グレードに対し、より高性能なエンジンやサスペンション、空力パーツなど随所に特別仕様が盛り込まれる。初出は1992年の初代NSXの特別仕様車「NSX-R」。ちなみに、すべてMTのため、オートマ限定免許の人がtype-Rを運転する手立てはない。

「RS」 → Road Sailingの略で、海原の上の帆船のごとく悠々とハイウェイを疾走する、そんなイメージが込められているらしい。1974年の初代シビックのときからあるホンダ伝統のスポーツグレード。2024秋に現行FLシビックの「RS」グレードの日本発売が決定している。VTECターボエンジンが182馬力から195馬力へチューンされているらしいが、フロントフェイスの変更があまり魅力的ではない(好みじゃない)ので、待たなくて正解だった気がする。ちなみに、他メーカーだと「Racing Sports」の略が多いようで、マツダに限っては「Rotary Sports」もあるかもしれない。

「Si」 → Sport Injectionの略で、元々は一般的なキャブレターに代えてF1の民生化技術の一つ
最新の電子制御燃料噴射装置(ホンダPGM-FI)の採用を意味していた。しかし、電子燃料噴射が一般的に、かつVTEC機構の搭載が進むにつれ、「GSi」や「SiR」等へと名称も進化していった。一方、現行FL系の北米仕様シビックに「Si」というスポーツグレードが存在することからも、現在ではベーシックな標準グレードを超えた走行性能を持つがTypeR未満のスポーツグレード、を指すものと思われる。


グロス・ブラック仕上げ(ピアノ・ブラック仕上げとも言う)のフロント、サイド、リアアンダーの無限スポイラー3兄弟を装着したが、リアゲートスポイラーは純正オプションのも無限のもどちらも装着しなかった。
(しかし、ええ値段するのぉ 無限のオプションはどれも!!)
画竜点睛を欠くのでは? とも思えるだろうが、実はこのFL系シビック、なだらかなルーフからノスタルジックなダックテールへのつながりを含め、リア・クォータービューからの眺めが個人的には一番気に入っており、リアゲートスポを付けるとその伸びのある絶妙なリアのスタイリッシュさが崩れてしまうような気がしてならない。

「一番まえは長男♪、一番うしろは三男♪、間にはさまれ次男~ 無限三兄弟♫」

余談だが、当時も団子屋さんで売ってる団子は一串に4個が大多数だったらしいのだが、4兄弟だと歌詞が作りにくくて3兄弟になったらしい。だからということではないが、スポイラーもことFL系シビックにおいてはバランス重視の3兄弟で十分なのだ。
ついでに「エアロは無限シリーズだよ」ってさりげない自己主張のために、またもや両側リアドア下部にオプションの「無限」デカールを貼っている(笑)



ちょっと寸詰まりに写っているが、実物はもっと流麗で伸びやかなプロポーションである。ファストバック特有のこのルーフラインに萌える人も多いハズ(笑)
無限のサイド(次男)とリアアンダー(三男)のスポイラーはリアタイヤ周りの造形が凝った独特な意匠となっており、パンダ感を強く表現するのに一役買っている。いや一役どころか大いに役立っていると思うな。選んで正解!
Bピラー、Cピラーもe-hevグレードだけが艶あり黒色仕様で、この写真のようにガラスの光沢との一体感が醸し出せると思う。



フロントガラスの傾斜がかなり立っているのが分かる。
明らかな利点が2つ。ロングノーズを演出できることとと車内でAピラーが運転者から見て手前に来ることでドライバーのフロントウィンドウの視界が劇的に良くなること。特にロングノーズは(おいおいそっちかよ(笑))車の造形として超好みのポイントなのでこれはジーマーで嬉しい。
フロントスポイラーによって最低地上高も下がるが、前車のレヴォーグ(VM4 標準135mmからリップスポイラー▲20mm=115mm)と仕上がりがほとんど変わらないことを定規を当てて確認したのでよほどの積雪がない限り、まあ大丈夫だろう。

最後に約1,200km走って気付いた点やロードインプレッションを、VM4 1.6 レヴォーグとの比較を交えながら。
すべて個人的見解なのであしからず。

・EV走行時はほんとに静か。遮音レベルは相当高い。速度を出せば少しはロードノイズを感じるが、スポーツ寄りのミシュランパイロットスポーツ4の幅235扁平率40の18インチタイヤを履いていることを考えればこの騒音の少なさと乗り心地の良さは奇跡に思える。本当にジーマーでゴイスーだ。

・通常走行時にはエンジンの役割は発電担当専門(駆動は基本モーターで日産のe-Powerと同じ)なのだが、このエンジンが本当に静かで乗っている分にはいつ仕事してるのかがインジケーターを見ない限り分からないほど(暖気時はそれなりにうなり音が聞こえるが)。すごい技術力だと思う。一転して、高速巡航時はモーターの非効率領域なので、エンジンが生み出したパワーを(バッテリーとモーターを介さず)タイヤに駆動力として直接伝達するよう切り替わって全体の高エネルギー効率を達成しているとのことだが、まだ試す機会に恵まれていない。これも最先端やなー、と感心するほかない。

・バッテリーとエンジンの協調については、どうなのか良く分からない。初めてのハイブリッドなのでこういうものか、と思う。評価するにはもっと長い期間乗って評価する必要があると思う。ただ、回生が効きやすい道路状況・条件になったとき
にバッテリー充電量が妙に満タンだったりすると(例えば、峠の頂上。それまで登り坂でエンジンがずっと発電してたので頂上で満充電に。これから下りなんだから回生ブレーキでガンガン回収できるのに・・・みたいな)「うーん惜しい!」とか素直に思ってしまう。
・・・しかし、理詰めで考えれば、回生での電力回収(運動エネや位置エネの電気エネへの変換)よりもエンジンによる発電の方が効率が良いのは当たり前なのだから、そう単純な話ではないのだろうと思う。メーターの減り具合を見てると実感としてバッテリーでのEV駆動時に、平坦路と登坂路では倍ぐらい電力消費量に差がありそうなので、総仕事量に占めるバッテリー駆動の比率を0.1%でも高くマネジメントするためにはどんなときにエンジン発電して、どんなときにはバッテリーで走って、とか相当複雑な制御プログラムを組んでいるんだろうと推察できる。
十分なバッテリー残量があってもエンジンで発電する場面がときどきあるしね、実際走ってると。

・シビックはVTECターボのガソリンモデルとTypeRモデルがハイオク仕様であるのに対し、e-hevだけがレギュラー仕様とお財布に超優しい。そしてe-hevのカタログ燃費は、
WLTCモードで24.2km/Lなのだが、買ってから1,650kmまでの現時点での車の生涯燃費は23.8km/l、直近の満タン1回分の平均燃費は24.9km/l。ほとんどは山道と平坦路の片道23kmの通勤走行とはいえ恐るべしハイブリッド(カタログ以上とは!感嘆!)。同じ距離を走った場合にレヴォーグ(カタログ燃費がJC08モードで16.0km/l、手放すまでの生涯実測値は平均燃費11~12km/l)に比べ燃料費がちょうど半分で済む。レヴォーグ(ガソリンタンク65リットル レギュラー仕様)が7日から10日に一度満タンにして1回7~8,000円ぐらいのガソリン代(レギュラー)だったところ、ガソリンタンク40リットルと小さくはなったが1回の満タンでより長い距離を走れて給油頻度もガソリン代も減ったのはありがたい。大体燃料計の針が残り2分の1~3分の1を指したら満タン給油するようにしているのだが、何よりこれまで1回の給油代が4,000円を超えたことがまだない。

・レヴォーグがCVTでアクセルOFF時の空走感強めだったこともあり、エンブレ(回生ブレーキ)がしっかり効く印象。例えば60km定速走行中でもアクセルOFFで回生→充電しているようなのでレヴォーグのように赤信号交差点でずっと手前からアクセルOFFにして空走で徐々に減速し燃費を稼ぐ、みたいな走り方よりは、パドルシフトで回生ブレーキを積極的に効かせて止まるのが昔のMTっぽいし、何よりエコだろうから、現在それを癖付けすることを絶賛練習中である。

・パワー感は圧巻。「パワー」じゃなく「パワー感」ね。誤解なきよう。モーターとエンジンを合わせたシステム出力の合計は325馬力。何だと? 連邦の新型はそれほどなのか・・・RB26DETTを積んだR32GT-Rですら280馬力なのに!、とか誤解しないよう(誰もしないと思うが)同時出力はないので、基本モーターの184馬力が出力の上限。モーターの特性上、レスポンスや加速力こそすさまじいが絶対的なパワーとまでは言えないと思う。

・しかし、SPORTSモードのフルアクセルは「凄まじい加速」の一言。一言なのでこれ以上言わない。どうか察してほしい(笑)

・ハンドリングだが、ロック・トゥ・ロックが2.2回転とありそれが高いのか低いのかは正直不明だが、実感としてクイックさの程度としては個人的に丁度よいと思える。レヴォーグはシビックよりハンドルが気持ち小径でDシェイプだったので印象比較が難しいのだが、シャープさとクイックさはシビックがやや強。重さのフィーリングは全般的にレヴォーグよりは重めでE-CONモードぐらいが丁度よい。びっくりしたのが直進安定性の高さ。元々FFは直進安定性は高いのだろうけど、郊外の片側2車線国道などでは「ビタっ」て感じの気持ちいい直進に感嘆することしきりである。

・足回りは、
ロール少なめでコーナーに吸い付いて回頭性が極めて高い。高グリップのプレミアムクラスのスポーツタイヤのおかげだけではあるまい。サスペンションは固めだがダンパーセッティングが絶妙で底付き感がまったくない。レヴォーグのVM4のアプライドB型はA型より柔らかくセッティングされ乗り心地が改善されていたが、トレードオフとして大きめのギャップではたまに底付きを起こしていたのでシビックの締まった足回りと段差アタックのいなし方の両立に超感激している。通常の速度域ではFFなのにアンダーステアっぽさが全く感じられないのにも隔世の感有り。モーターの強烈なトルクと相まってワインディングドライブが楽しくてしょうがない。そしてここが大切なのだが、実際に高い速度で走って楽しいのじゃなく、決して速度が高くなくてもスポーツ走行の満足感が得られる演出が随所に盛り込まれているところが正直すごいと思っている。

・E-CONやNORMALモードだとこれ以上ないほど静かな室内空間なのに、それがSPORTSモードに切り替えた途端に一転する。アクセルの踏み込みに応じて、ホンダ・ミュージックと呼ばれる少し甲高いエンジンの唸り音がスピーカー(!)から聞こえてくる。そう、ハイブリッドだからエンジンが唸るのではなく実際にはモーターが仕事をしているので、これは演出に過ぎない。しかし、これがたまらないのだ、車を操る楽しさ、駆け抜ける幸せ、を実感できるのだ。締まった足回りも、エンジンの咆哮も、クイックなハンドリングも、そのすべてが素晴らしい。
音楽さえOFFにすれば、元々ロードノイズと風切音が極小に抑えられているので、雑味のないエンジンの咆哮を好きなだけ堪能できる・・・日常の速度域でこんな体験・体感のできる車、ほかに無いんじゃないかと思う。
そして眼の前にある二眼メーターの左側はハイブリッドなのでパワーメーターになっているが、デザインがまんまタコメーター。アクセルベタ踏みで「くおぉーん」というエンジンの咆哮とともに鋭く針が右へ振り切れる、振り切ったと思った刹那、左に2目盛り戻ったかと思うと、また「くおぉーーん」と針が右へ飛ぶ。要はマニュアル車のようなシフトアップが忠実に(むしろ、エンジン車で通常レッドゾーンにぶち込むことなどまず無いことを考えると現実よりも演出過多に、よりドラマチックに)再現されているのだ。これは萌える!気分が高揚する!!
個人的に「雰囲気番長」の称号を与えたいと思う。
もし、HONDAからシビックのキャッチコピーを頼まれたなら、
「 君もアイルトン・セナのようになりたくはないか 」
にしたいと思ってる(笑)

・ラゲッジが広い(リア倒さず404l)。レヴォーグ(リア倒さず522l)にはもちろん劣るが、1台ですべてを賄うには一定以上の容積のカーゴルームが必須だったのだが、ステーションワゴンの約8割も確保できるのであれば、結果、満足なボリュームである。ハッチバック・クーペ、ファストバックなので、セダンに比べればとても大きいし使い勝手も格段に良い。加えて分割可倒できるリアシートを前に倒せば広大なラゲッジスペースとなる。どのぐらい広いかというと、「無理すれば大人が車中泊できそうなほど」である。ただし、実際にはしようとは思わないが(笑)

・純正で値段の高いタイヤを(ミシュラン、パイロットスポーツ4)履いてるのは地味にポイント高い。車種別専用開発品らしいので店頭売り品とはモノが微妙に違うらしいが、何せ格安店で買ってもこのサイズだと1本3万円ぐらいする高グリップのスポーツタイヤである。また、純スポーツカーでもないのに235/40/ZR18と一昔前には考えられないサイズである。ちなみに同じシビックのガソリンモデルは235/40/R18でサイズこそ同じだがe-hevのような「ZR」規格のタイヤが履かされていない、そのあたりが北米のスポーツグレード「Si」相当の国内グレードがe-hevであるとtskが思う所以でもある。そして、純正ホイールって昔はカッコ悪いのが当たり前で、だからみんな納車になってすぐ、インチアップを兼ねて好みのホイールセットをローンを組んで買うのが当たり前だったのが懐かしい。このFLシビックの純正ホイールはホントに格好いいと思う。特にEXとe-hevはベルリナブラックの切削光輝でファイブスター意匠を大いに引き立てている。変える必要ない、というかサーキットのため軽量化したい人以外はお金を出してまで変える人なんていないのではと思う。そのぐらい格好いいホイールである。

・良くない点も出てきた。BOSEプレミアムサウンドシステムの音が期待したほど良くなかったこと。ただ、音楽鑑賞は嗜好そのものなのでBOSEの音作りが自分の好みに合わないことまでは許容できる。だが、たとえ気に入らなくても、イコライザーやフェーダー、タイムアライメントの各種調整ができる余地さえあれば、いくらでも自分好みに調整する余地はあったのに、音質調整がほとんどできないのだ。今どき、「高音、中音、低音」の3区分しか調整できないなんてお前は70年代のラジカセか!! 16バンドイコライザー程度はマストだろ!!! BOSEに言いたい、音作りに自信を持つのはいいけれど、ユーザーの調整の楽しみを取り上げるな、と声を大にして言いたい。近日中に何らかの対策を打ちたいと思う。

・最小回転半径が
5.7mとかなり大きい。実感できなくても一応欠点は欠点である。レヴォーグが5.4mなので、「たった30cmの違いでしょ!」と思っていたが実際には・・・。日常的に特に小回りがきかない、と思うことはないのだが、切り返しが増えた、・・・かもしれない場面も確かにある。はっきり言い切れずまどろっこしいが、特定の場面で確実に取り回しは悪化したことは感じれるのだが、その影響が微妙・・・みたいな感じなのだ。
ただ、娘のダイハツ タフトと比べると取り回しは激悪、って言うか軽と比較するなよって感じである、当たり前だが。

・良くない点2つ目。たまたま、音楽の無音部分のとき、きれいな舗装道路を、EVモードで、と条件が重なって超静かに走っているときに軽くブレーキを踏んだら、小さく「カチ」っとスイッチが入る音がしたのだ。調べるとブレーキを踏むと必ず音がするので、ブレーキ踏力の一定以上の閾値を超えたときに何かセンサースイッチが入る仕様になっている模様。幸いなことに、音楽を常に流しているため、ほとんど気にならない。その意味では欠点にカウントする必要はないかもしれない。でも、これって気になる人には気になるだろうな、ってことで一応挙げておく。

・なお、ネットで、「リアのウィンカーランプが豆球であること」を挙げている
他のオーナーの方々も多いが、個人的にはあまり気にならない点である。特に雨の日の夜間ドライブなどで、全般的に視界がギラつく中、前走車のバックランプ(特にリヤフォグうざっ!)やLED系の光が目に刺さるような想いをすることもたまにあるので、後続車のためにはLEDよりは刺激が少なくて好ましいのかなとも思える。後続車への情報伝達の重要度を考えると、ストップランプの赤は絶対に見逃してほしくないからLEDで目に刺さるリスクもなんとか勘弁してほしい・・・、でもウィンカーはそれよりシビアグレードが一段低いわけで・・・、ま、そんなイメージを勝手に持っている。
てゆうか、そもそもシビックの内外照明類はほぼ標準でのLED化が進んでいる中、このリアウィンカーなど限られたモノだけが豆球なのはおそらくちゃんとした意図や目的があってのはずなので(今やLEDの単価は大きく下がったためコストが理由ではないはず)とりあえずそのままにしておきたい。でも一番は、運転している自分からはそもそも見えないので(笑)特にいいかな。

・最後に、ウィークポイントの極みである「値段が高い」ということについて。本体が2023年7月に値上げとなり約400万円(3,980,900円)となっている。標準でほぼすべての機能はついている(ADASは当然、インテリジェントライトやフォグランプ、ナビやプレミアムオーディオ、アンビエントライト、シャープ製のプラズマクラスター空気清浄機、はてはETC車載器までもが標準装備!)な
ので必要なのはフロアマットだけ。あとは好みでエアロパーツを付けるかどうか。そう考えると個人的には「400万円」はギリで納得プライスだと思うが、打ち出し方・見せ方として、同カテゴリー競合他車との比較でおおいに不利ではないか。
というのも例えば日産のオーラニスモの車両価格は、2,981,000円でちょうどシビックのe-hevより100万円安い。「おっ、お手頃価格じゃん? ま車格も違うし相応でしょ」と思わせといて、実は、プロパイロット2.0やナビやオーディオやETCやドアミラーウィンカーやトノカバーやLED室内灯などなどが全部オプション扱いで、試しにシビックの標準仕様と同じになるようにとそれらを付けてみたら公式HPのセルフ見積で3,628,319円(諸経費を除く)になってしまったのだ。ビックリである。
あと、言っておきたいのがシビックのボディカラー。黒以外を選ぶと有料の特別塗装色になってしまうのってどういうこと?本来「ほとんどが無料色で特別な色だけが有料となります」であるべきなのにシビックの場合「基本どの色を選んでも特別色料金をいただきます、ただし、黒を選んだ場合だけはいただきません」ってことなら大多数の人がほぼ強制的に車両代以外の出費を強要されるのでいっそ特別塗装色代も標準化して、黒の方を「特別無料色」にしたほうが消費者のための総額表示推進という時代の流れに沿うんじゃないかと思う!だってこれのせいで車両代400万円にほとんどの人が収まらなくなってるわけだから。実際に。まさかそれがホンダの狙いか? いわゆる安値の王道値付けスタイル「1,980円」にしようと?「3,980,900円」という表記で?まさかそんな・・・。また、スポイラーなどを噛ませるのが好きな人はオプションの無限ブランドの製品がTRDやNISMO、STIなどと比べても少々高いように思える・・・。
車に限らず物を購入するときには、購入コストと得られる所有・効用の満足感を秤にかけて、買うに値するか否かを慎重に判断することが大切、である。tskの場合は天秤がぐらぐらと左右に揺れながらも最終的には、「払う金額に見合う価値をシビックのe-hevの中に見出して」購入するに至ったのである。

・ちなみに、シビックのガソリン車とe-hevとで悩んでいる人へ。EXとの価格差は約40万円だが、e-hevは環境性能割の税金が不要なので、乗り出しの価格差は実質約28万円。28万円の価格差なら、モーターの圧倒的加速感、静粛性、卓越した燃費、レギュラー仕様になることなど、e-hevを選ばない選択肢がないのでは、と個人的には思ってるので、参考になれば。

いろいろ述べたがスポーツ性と優れた経済性を両立したグッドルッキングな一台。
買って大満足。毎日の運転が楽しくて楽しくてしょうがない。
大切に乗っていきたいと思う。

2024年3月21日

No.102 ヘイ! ニューカマー! イエス! マイカー!

先日、8年間ともに駆けめぐったレヴォーグとお別れした。

今度のマイカーはパールホワイトのルックライク、ザ・さわやか君。
クーペと見紛う流麗なファストバックスタイル。
そして環境にというよりは、おサイフに優しい「e-hev」。
システム出力は325馬力だが、全開放はできない仕様(笑)

よろしく、相棒!!


このツライチ、ジーマーでバイヤー!
タイヤがなんとミシュランの
PILOT SPORT 4の235/40/ZR18!
標準で「ZR」規格のタイヤ履かせるって・・・本気(マジ)かよ!
やっちゃえ!◯◯! あっ違った・・・

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2024年1月15日

No.101 枯山水プロジェクト(その2 完成・全体)

 昨年12月の施工完了後、石の配置替えを延々と繰り返し、一応の完成。


ビフォーがこちらなので大きく様変わりした。

雑草対策としてかなりの面積をコンクリート敷きとし、一角にレンガ、防草シート、白砂利と最小限の庭木による枯山水のスペースを作ってもらった。

「緑(植物)を全部なくすのはあまりオススメできません。借景のない石庭だとほんとに無機質っぽい感じに仕上がりますから。わずかでも緑があったほうが癒やし効果が高まるんじゃないでしょうか」
というやり取りを経て、結局サツキ3株とイタヤカエデ1本をこじんまりと剪定し残すこととした。
(お気に入りだった背の高い株立ちのヤマボウシは低い石組みとバランスが取れないことから伐採することとした(泣))

肝心の「枯山水」スペースは庭師さんにお願いし、石を埋めたりせず、とりあえず白砂利の上に置くだけの仮配置としてもらった。
(もちろん、石のチョイスと組み合わせや配置に徹底してこだわるためである! これがやりたかった!!!)

細長い方丈(1m✕12mぐらい)のスペースにしつらえた枯山水。
施工完了後、年末年始休暇を含め約1ヶ月の間、一個一個の石のサイズや表情・肌合いの吟味から始まって石の組み合わせと配置の試行錯誤を延々と繰り返し、ようやくこの形に仕上がった。本人の思う完成度は9割といったところか。
3群構成で、手前から7石、9石、5石の計21石から成っている。
(庭師さんの仮配置時点では22石となっており、きっと石数の意味なんてどうせ素人には分からないだろうと思われたんだろうな(泣)

庭木類も含めると、中央部の9石、手前側の7石、奥側の5石、サツキが3株、カエデが1本。
なので9、7、5、3、1の計25要素。
偶然? いやすべて計算ずく、庭主の狙いどおりです...と答えることにしよう(笑)

石の数については、著名な枯山水庭園の多くが禅寺(禅宗)と密接な関係にあることからも分かるよう、思想的に中国の影響を強く受けており、石庭の石数は「奇数」が基本となる。
ちなみに最も有名な龍安寺の石庭は7.5.3の3群15石構成である。
陰陽思想では奇数は陽の数であり、生命力、繁栄、永続性などをシンボライズすることが理由とのことである。

手前台(第一群7石)
 (一番左の石が切れてしまって写ってません...)

央之原(第二群9石) ここが和室から眺めるメイン部。
 (サツキの陰に三尊石組みが隠れていて見えてません...)

奥之院(第三群5石)
 (ここは庭師さんの仮配置の完成度がめっちゃ高かった...)

今回、枯山水の中にどうしても盛り込みたかったのが「滝組」であり、ようやく表現できたかな、と思えるのだが、いつもどおり、それらの無駄に超絶なこだわり仕様については別の投稿で詳しく解説していきたい。


芸術・アート、美術品
 No.101 枯山水プロジェクト その2
 No.100 枯山水プロジェクト その1 
 No.98 和式ナイフの名品 「侍Ⅱ」
 No.92 水石 ~好間川石をオフィスに飾った~
 No.81 ジョッターは祖父の思い出とともに
 No.72 水石の世界 ~掌上の大自然~
 No.59 阿武隈川本流で「埋もれ木」を採集
 No.51 パステル画の魅力
 No.43 やっと中国茶器セットが揃ったのだ!
 No.39 至高のクリスタル ~ バカラ ~
 No.29 枯山水をこの手に ~挑め! 龍安寺石庭レプリカ作成~
 No.26 先人の知恵「宝瓶急須」
 No.6 金貨の魅力 ~手近な「財宝」~
 No.4 日本刀のようなナイフ
 No.3 自然が生んだ超レアアイテム「香木」
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2024年1月8日

No.100 枯山水プロジェクト(その1 改修前の庭)

庭を大幅にリニューアルすることにした。
決心したのは2023年(令和5年)秋のことである。

理由はいくつかあるが、メインテナンスが大変になってきたという心情面が案外大きい。

コンセプトはシンプルに2つだけ。
「静謐(せいひつ)」と「無手(メインテナンスフリー)」。

様式としては、「枯山水」か「石庭」のいずれか。
植物を最低限残すか、すべて取り払うかによってそのどちらになるかが決まるのだが・・・
これについては、造園の専門家の意見を取り入れることとした。

以下の写真はリニューアル前の庭、いわゆる「ビフォー」ね。
見るからに手入れの大変そうな庭である。定期的にシルバー人材センターの皆様にはだいぶお世話になっていた。
だからといってすべて他者任せに出来るかというとそうでもなく、冬期を除きスポットの除草剤散布とたまの草むしりが欠かせない状態であった
(泣)

ほぼDIYの自作庭である。
一度、うっかり植えて大きくなりすぎたシロシダを伐採してもらうのに造園業者の手を借りたものの、整地、盛り土(築山づくり)、レンガ張り、固まる砂でのアプローチづくり、地元の山や川での石拾い※、シンボルツリーのトネリコ植え、カエデの盆栽仕立てまで、基本一人で作業している。
(当たり前だけどウッドデッキについては業者さんの手によるもの。)

※1級河川、2級河川及び市町村準用河川での許可なき採石行為は法律で禁じられている。なので、石はすべて禁止エリア以外から拾ったものになります。





さて、どう変わるのか(変わらないのか?)

芸術・アート、美術品
 No.101 枯山水プロジェクト その2
 No.100 枯山水プロジェクト その1 
 No.98 和式ナイフの名品 「侍Ⅱ」
 No.92 水石 ~好間川石をオフィスに飾った~
 No.81 ジョッターは祖父の思い出とともに
 No.72 水石の世界 ~掌上の大自然~
 No.59 阿武隈川本流で「埋もれ木」を採集
 No.51 パステル画の魅力
 No.43 やっと中国茶器セットが揃ったのだ!
 No.39 至高のクリスタル ~ バカラ ~
 No.29 枯山水をこの手に ~挑め! 龍安寺石庭レプリカ作成~
 No.26 先人の知恵「宝瓶急須」
 No.6 金貨の魅力 ~手近な「財宝」~
 No.4 日本刀のようなナイフ
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2023年8月17日

No.99 オリエント mon bijou(モン ビジュ)手巻き腕時計

もう手元にはない、思い出の一本。
たまに腕に巻き、独りニヤニヤしていたのを思い出す。
とにかく時間が見にくいったらありゃしない (^^)
が、であるが、とにかく美しいのである。けしからんほどの美しさ!!!。
審美性を極めたぞ!とのオーラがビシバシ溢れてる。



名称: オリエント mon bijou(モン ビジュ)手巻き腕時計
購入年: 1996年(製造は1994~1995頃と思われる)
ムーブメント: 手巻 cal48320・21石
世界限定500個生産 当個体はシリアルNo.316


オリエント社の高級ライン「mon bijou(モン ビジュ)」の手巻きモデル。
両面スケルトンモデルでムーブメントには優美な加飾が施されている。
風防はサファイアクリスタルのカーブガラス、日常生活防水仕様。
手巻きで巻き上げ錘がないため、裏スケからムーブメントの美しさを最大限に堪能できるのだ。

発売当時、地板とブリッジにこんなギリギリまでオープンワークを施し装飾も凝った両面スケルトンは海外の高級メーカー製以外になく、mon bijouシリーズが発表されたとき一部の時計マニアで大きな話題となった。
現行のオリエントの両スケルトンモデルの高級ラインは税込30万円ぐらいするのだが、この時計の当時の定価は確か5~6万円ぐらい。
大学院生だったときに、中期国債ファンド(当時人気の財テク(死語!)商品)の利息で買った記憶がある。

ちなみに、オリエントのスケルトンムーブメントの系譜は、
 1991年 Cal.48320
 2004年 Cal.48B50
 2013年 Cal.48E51
 2016年 Cal.48E52
 2021年 Cal.F8B62

となっており、これらのうち、唯一最初の48320だけが3針時計で、以降はスモセコ仕様、今となっては欲しくても新品ではもはや手に入らない時計である。



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 腕時計8(オメガ コンステレーション 押しの強いコンビ!)
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 腕時計6(豊岡クラフトの木製ウォッチスタンド)
 腕時計5(シェルダイヤルのケンテックスマリンマン)
 腕時計4(シェルダイヤルのセイコースキューバ)
 腕時計3(キングセイコーとグランドセイコー)
 腕時計2(オシアナスマンタ & セイコーオレンジモンスター)
 腕時計1(手のひらの上の小宇宙 機械式時計の魅力)

2023年8月11日

No.98 和式ナイフの名品 「侍Ⅱ」

もう手元にはない、思い出の一振り。
たまに取り出しては刃文を眺め、独りニヤニヤしていたのを思い出す。

佐治武士作 和式ナイフ 侍Ⅱ
刃 材:白紙多層鋼(ダマスカス仕上)
拵 え:藤巻本竹鞘 紐留め
保存袋:元箱、正絹保存袋付き
刃仕上:両刃造り
寸法及び重量
  全長:約250mm
  刃長:約140mm
  身厚:約4mm
  刃巾:約25mm
  重さ:約135g
持ち手:竹に藤巻
切 銘:「佐治」

佐治武士氏の造る「侍」シリーズは最も日本刀テイストが強く香る和式ナイフだろう。
英語だと 「king of "tanto"」
日本語なら さしずめ 「和式ナイフの頂点」といったところか。
和式ナイフが日本刀に比べ、最も優れる点は、個人的に「雑に扱える」点ではないかと常々思っている。
何もわざと普段使いにしろとか、適当に放置しろとか、手入れなんかいらないと言いたいわけではなく、刃物用鋼材をベースにした刃は、和鉄でできた本物の日本刀に比べ、耐久性、対錆性、メインテナンス性、研ぎやすさ、で大きく勝るため、ことさら神経質で繊細な取り扱いを要さない。
そこが日常、コレクションに向かう心がけとして低ハードルだ、ということを言いたいのである。

もっとも、和鉄に比べれば十分錆に強いが、多くの西洋ナイフに使用されるステンレス鋼材(440C等)に比べれば当然に錆耐性は劣るので注意が必要である。

侍が手元に届いたときまず思ったのは、「研ぎが甘いな」と。
切れ味はそう悪くないのだが、「くっ、切れる!」といったレベルには程遠い刃付け。
toskaniniとしては外観どおりの「シャープな切れ味」がどうしても欲しくて、数年前に地元の刃物専門店へ研ぎを依頼したのである。
片刃なら自分でも鏡面研ぎも出来るのだが、両刃となると刃付けは格段に難しくなるため、プロに依頼することにしたのだ。

「美しさ重視の鏡面研ぎと切れ味重視の研ぎのどっちにしますか? 綺麗にして飾れるナイフだからどっちも有りですね」と店主に聞かれ、迷わず「もちろん、村正レベルで!」と即答し爆笑されたエピソードが懐かしい。
結果、腕の産毛が剃れるレベルの刃付けとなり用と美の両方を兼ね備えた至極のマイコレクションズ入りとなったのであった。

侍シリーズは、侍Ⅰが下がり刃、侍Ⅱが直刃、侍Ⅲが反り刃、と違う形状になっており、この個体は直刃で、いわゆる棟(「峰」とも言う)が直線のタイプ。
個人的に、短刀のプロポーションが最も優美に見える形だと思う。

そして、氏は現在、包丁専業鍛冶としてご活躍されていて、過去に製作した和式ナイフは在庫限り扱い、ネットでは多くが「品切れ」状態、入手困難のようである。
この侍シリーズは相当以前に製作が終了しているため、それらの中でも特に入手が困難ではないかと思われる。
欲しい人は、ヤフオクやメルカリでぜひ根気強く探して欲しい。
(かくゆう私もメルカリ経由で「侍」を他人にお譲りした一人である)



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2023年7月21日

No.97 「NIYA」という単位 ~腕時計の魅力度を測る国際単位~

時間が知りたくて腕に巻いた時計を見たはずなのに、惚れ惚れと眺めてしまい、しばし時を忘れてしまう。
そんなあなたに驚きのニュースを届けよう。


『7月14日、アントワープ(ベルギー)に本部のある国際標準化機構(ISO)は魅力度に関する新たな単位の制定を発表した。

「ニヤ」(英:NIYA,niya、単位記号:ny)というその新しい単位は個々の腕時計の魅力度を数値化するもので、定義は「(GMT:グリニッジ標準時ではない)0:00を起点とする24時間に自分の腕に装着した腕時計を見る回数」である。
また、7日間のNIYAの累積値を「NIYA係数:NIYA coefficient
とする関連単位も発表された。

時計業界の反応はというと、欧州時計業協会(EWIA)は同日付けで「クオリティと販売価格の適切な紐づけを通じ、詐欺や悪徳販売業者の排除を後押しするものと歓迎する』とのコメントを出した。

(2023.07.15 Fri posted UPI-uni at 11:36 JST)』

実はこの単位、クールジャパン戦略に基づき、日本標準規格協会(JSSA)が単位原案を作成・提唱した日本発祥の新単位である。約10年の地道な官民ロビー活動が実った結果だけに政府及び業界関係者も大喜びしていることだろう。
なんと「見惚れてニヤリとする」が語源であるとのこと。

「そんなの個人の好みによってまちまちでしょ」
「日中、時間を見る習慣や職務上の必要性だって関係するでしょ」


toskaniniも最初はそう思った・・・のだが
難しい行動経済学やら認知心理学やらの理論が単位成立のバックボーンにあるらしく(詳しくはISOのサイトに単位紹介の各論データとして参考論文がかなりの量アップロードされているのだが大部分はラテン語なので理解は難しそう・・・)分かった範囲でざっくり結論をまとめると、
「人は、好きな時計を腕に巻く、好きな時計は頻繁に覗き込む。一方、時間を知るために時計を見る回数はその時計が好きか否かに影響されない。」みたいな理論と実証がどうやらあるらしい。



皆さんも一度、お気に入りの腕時計の魅力度を測って見てはいかがだろうか。
ちなみに筆者のザ・シチズンキャリバー0200の測定結果は「38ny」であった。


・・・なんちゃって(笑)

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2023年6月4日

No.96 国産鉱物23 福島県で碧玉とオパールを採集

今日は天気も良かったので、実家へ行き、そのついでに子供のころによく遊んだ地元の清流で石拾いをした。

ターゲットは、花崗岩。
目的その1は、花崗岩のうち長石部分が青紫色に強く蛍光発光するやつを見つけること。目的その2は、花崗岩の黒い雲母部分にガーネットが隠れているやつを見つけること。

1時間ばかり粘ったが、成果はゼロ、「ぼうず」とも言う。(なぜなら、採れる気配がない。気(け)がない。= 毛が無い。 = お坊さん。)

帰ろうかと思ったその時! 時代は動いた!!

流れの底にヒスイのような緑色の石が!
(写真はクリックで拡大可。ぜひ見てやってください)

うほー、碧玉やん!

いい感じに川擦れ(かわずれ)しとる。

鉄さびの部分との対比も「いとよろし」。

この写真の白い部分は石英が玉髄化してます。

ビックリなのが、はい!何と裏に「オパール(蛋白石)」付き。
しかも、太陽光下だとほのかにファイヤも見えるセミプレシャスクラス。


どうですか。めっちゃ綺麗ですね。
オーストラリアのウォーターオパールみたい。

碧色から茶色へのグラデーションが良くわかります。
中国の玉や玉璧だと、この「緑+茶」って色の組み合わせの軟玉ヒスイ工芸品の名品多いです。
美術やってた人なら、この「補色」の関係見るだけでご飯3杯イケるでしょうし。


サイズも手のひらサイズでちょうど良し。
掌で弄んでも全然引っかかるところがなく滑らか~。


オパール目当ての人が殺到すると困るので場所は内緒にさせてもらいます。
福島県のとある地方の清流です。

自力で場所を見つけたい方のためにヒントを少々。
我が国の歴史と研究組織体系に関する知識が必要です。
「旧日本軍の零式戦闘機及び幻の新型爆弾に関係の深い山を源流とする川」


夕方5時過ぎなので写真が全体に赤っぽいです。すみません。
機会があれば昼光下でも撮って画像をアップしたいと思います。

今日はいい1日でした。魂の洗濯かな。

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 国産鉱物23(福島県産の碧玉とオパールを採集)
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